医療法人社団 千紀会 吉田クリニック
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OSTEOPOROSIS

骨粗しょう症

こんな方は検査をおすすめします

身長が縮んだ背中が丸くなった腰が曲がってきた軽い転倒で骨折した背中や腰が痛い閉経後で心配ステロイドを服用中家族に骨粗しょう症がいる骨密度を測りたい転倒が怖い

骨粗しょう症の原因

骨は常に古い骨が壊され(骨吸収)、新しい骨が作られる(骨形成)というサイクルを繰り返しています。このバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回ると骨密度が低下します。

骨密度検査の風景
  • 加齢:骨量は20〜30歳代でピークを迎え、その後は徐々に減少します。特に女性は閉経後に急激に減少するため注意が必要です。
  • 閉経(エストロゲンの減少):女性ホルモンのエストロゲンには骨吸収を抑える働きがあり、閉経後5〜10年で骨量が大きく減少するとされています。
  • ステロイド薬の長期使用:関節リウマチや喘息などの治療で3か月以上使用している方は骨密度検査を受けることをおすすめします。
  • 生活習慣:カルシウム・ビタミンDの摂取不足、運動不足、喫煙・過度な飲酒、日光不足がリスクを高めます。

検査・診断

骨密度測定検査により、骨の強さを数値で確認します。検査は短時間で終わり、痛みもありません。結果はYAM値(若年成人平均値)と比較して評価し、YAM値の70%以下で骨粗しょう症と診断されます。血液検査で骨の代謝マーカーを測定し、治療の効果判定や薬剤選択に役立てることもあります。

こんな方は早めに骨密度検査を

閉経後の女性、ステロイド薬を3か月以上使用している方、軽い転倒で骨折した経験のある方は骨粗しょう症のリスクが高い状態です。自覚症状がなくても骨密度は低下していることがあります。一度検査を受けてみてください。

検査をおすすめする方

  • 50歳以上の女性(特に閉経後)
  • 身長が以前より2cm以上縮んだ
  • 背中や腰が曲がってきた
  • ステロイド薬を長期間使用している
  • 家族に骨粗しょう症の方がいる
  • 軽い転倒で骨折した経験がある
  • 70歳以上の男性

薬物療法

骨密度や骨折リスク、年齢などを総合的に判断して最適な薬を選択します。

骨吸収を抑える薬

  • ビスホスホネート製剤:骨を壊す細胞(破骨細胞)の働きを抑え、骨密度の低下を防ぎます。週1回または月1回の服用タイプがあります。
  • デノスマブ(皮下注射):6か月に1回の皮下注射で骨吸収を強く抑制します。
  • SERM:骨に対してエストロゲンと似た作用を発揮し、閉経後の女性に使用されます。

骨形成を促す薬

  • テリパラチド:骨芽細胞を活性化し、新しい骨の形成を促進します。骨折リスクが高い重症例に用いられます。
  • ロモソズマブ:骨形成促進と骨吸収抑制の二重の作用を持ち、月1回の皮下注射で12か月間使用します。

補助的な薬

  • 活性型ビタミンD製剤:腸管からのカルシウム吸収を促進します。
  • ビタミンK2製剤:骨の質を改善し、骨折リスクの低減に寄与します。

日常生活での注意点

薬物療法と並行して、食事・運動・転倒予防を心がけることが骨折予防の基本です。

食事

カルシウム(乳製品・小魚・豆腐)、ビタミンD(鮭・きのこ類)、ビタミンK(納豆・緑黄色野菜)を意識的に摂りましょう。

運動

ウォーキング(週3回以上)、スクワット、片足立ち、かかと落とし運動など、骨に適度な荷重をかける運動がおすすめです。

日光浴

紫外線を浴びることでビタミンDが合成されます。夏は木陰で30分、冬は手や顔に1時間程度が目安です。

転倒予防

室内の段差をなくす、手すりを設置する、滑りにくい靴を履く、夜間の足元を照らすなどの工夫が大切です。

受診の目安

以下のような方は、骨密度検査を受けることをおすすめします。

  • 50歳以上の女性(特に閉経後)
  • 70歳以上の男性
  • 身長が2cm以上縮んだ
  • 軽い転倒で骨折した経験がある
  • ステロイド薬を3か月以上使用している
  • 家族に骨粗しょう症や骨折が多い

骨粗しょう症は早期発見と継続的な治療が大切です。

よくあるご質問

骨粗しょう症の検査は痛いですか?
骨密度測定検査は短時間で終わり、痛みはありません。検査結果は当日中にご説明します。
骨粗しょう症の薬はいつまで飲む必要がありますか?
骨粗しょう症は継続的な治療が大切です。骨密度や骨折リスクの変化に応じて薬の種類や用量を調整しますので、自己判断で中止せず医師にご相談ください。
カルシウムのサプリメントだけで予防できますか?
カルシウム摂取だけでは不十分です。ビタミンDやビタミンKの摂取、適度な運動(荷重運動)、日光浴を組み合わせることが大切です。すでに骨密度が低下している場合は薬物療法が必要になります。
男性も骨粗しょう症になりますか?
男性も加齢にともない骨密度は低下します。特に70歳以上の男性、過度の飲酒や喫煙習慣がある方、ステロイド薬を使用している方はリスクが高くなります。
どのくらいの頻度で骨密度検査を受ければいいですか?
治療中の方は半年〜1年に1回程度の定期検査をおすすめします。治療を開始していない方でも、リスクの高い方は1〜2年に1回の検査が望ましいです。

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